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埼玉・東京のRC造建物解体はどう進む?工法・工程と発注前の確認ポイント

2026/08/17

養生された日本のRC造建物を圧砕機付き重機で安全に解体する現場

RC造(鉄筋コンクリート造)の解体では、建物の高さや壁・柱の厚さ、敷地の広さ、周辺環境に合わせて工法と手順を計画することが重要です。RC造だからといって、大型重機だけで一気に取り壊すわけではありません。内装材などを先に分別し、建物の安定性を確認しながら、上部から段階的に解体するのが基本です。

この記事では、埼玉県や東京23区でRC造のマンション、ビル、倉庫、事業所などの解体を検討している方に向けて、代表的な工法と工程、発注前の確認事項を解説します。

RC造解体で重要なのは工法より「現場条件との適合」

RC造は、コンクリートの内部に鉄筋を配置した強固な構造です。そのため、木造建物と比べて重量があり、解体時にはコンクリート片の飛散、建物の不安定化、重機の転倒などに十分な対策が必要です。

工法は建物だけでなく、次のような現場条件を調査したうえで選定します。

  • 階数、延べ床面積、柱・梁・壁の構成
  • 地下室、基礎杭、擁壁の有無
  • 隣接建物や道路との距離
  • 重機の搬入経路と作業スペース
  • 地盤が重機や解体材の重量に耐えられるか
  • 電線、ガス管、上下水道などの位置
  • 石綿(アスベスト)含有建材の有無

図面が残っている場合は、構造図、杭伏図、増改築履歴なども重要な資料になります。ただし、図面と現況が一致しない場合もあるため、現地確認と併せて判断します。

RC造解体で使われる主な工法

圧砕工法

油圧ショベルにコンクリート圧砕機を取り付け、柱、梁、壁などをかみ砕く工法です。RC造解体の主要な方法の一つで、コンクリートと鉄筋を分けながら作業を進められます。

使用する重機の大きさやアタッチメントは、建物の強度、作業半径、敷地条件に合わせて決めます。厚生労働省はコンクリート圧砕機などを車両系建設機械の解体用機械として規制対象にしており、作業計画や立入禁止措置、運転者の資格・教育などが必要です。

ブレーカー工法

重機に油圧ブレーカーを取り付け、打撃によってコンクリートを破砕します。基礎や厚い構造部分などで使用されることがありますが、振動、騒音、粉じんが発生しやすいため、使用範囲や時間帯への配慮が欠かせません。

切断工法

コンクリートカッターやワイヤーソーなどで構造体を切り分ける方法です。隣接部分を残す部分解体や、振動の影響を抑えたい現場などで検討されます。切断した部材の重量管理や、クレーンによる吊り下ろしを含む施工計画が必要になる場合があります。

実際のRC造解体では、一つの工法だけでなく、部位や周辺条件に応じて複数の工法を組み合わせることがあります。

RC造建物を解体する基本工程

  1. 現地・図面調査:構造、接道、隣地、地下構造物、埋設配管などを確認します。
  2. 石綿事前調査:書面調査と現地での目視調査を行い、必要に応じて分析します。
  3. 届出・施工計画:対象工事の届出、重機配置、解体手順、廃材搬出計画などを整えます。
  4. ライフライン停止:電気、ガス、水道、通信設備などを確認し、必要な停止・撤去を行います。
  5. 仮設工事:足場、養生シート、仮囲い、散水設備などを設置します。
  6. 内装材・設備の撤去:建具、設備、内装材などを可能な範囲で分別して撤去します。
  7. 地上躯体の解体:建物の安定性を確認しながら、原則として上部から柱、梁、壁、床を解体します。
  8. 基礎・地下部分の撤去:基礎、地下室、杭などを契約範囲に従って処理します。
  9. 分別搬出・整地:コンクリート、鉄筋、木材などを分別して搬出し、地盤を整えます。

国土交通省の分別解体等に関する基準でも、建築設備・内装材、上部構造、基礎・基礎杭などを段階的に解体する考え方が示されています。ただし、安全上や施工上の理由により、実際の順序は現場ごとに調整されます。

着工前に確認したい石綿調査と建設リサイクル法

石綿事前調査は建物の規模にかかわらず確認する

建築物の解体では、石綿含有建材の有無について事前調査が必要です。2023年10月1日以降に着工する建築物の解体・改修工事は、原則として建築物石綿含有建材調査者等の有資格者が調査を行います。

さらに、解体部分の床面積合計が80平方メートル以上の場合は、石綿の有無にかかわらず、元請業者または自主施工者による事前調査結果の報告が必要です。石綿が確認された場合は、建材の種類や作業内容に応じた除去・飛散防止措置を計画します。

床面積80平方メートル以上は建設リサイクル法の届出を確認

特定建設資材が使われた建築物の解体工事で、床面積の合計が80平方メートル以上となる場合は、建設リサイクル法の対象です。原則として発注者または自主施工者が、工事着手の7日前までに分別解体等の計画を届け出ます。

提出先や必要書類は工事場所によって異なるため、埼玉県内または東京23区の現場を管轄する行政窓口への確認が必要です。

RC造解体の費用を左右する主な条件

RC造解体の費用は、床面積だけでは決まりません。現地条件によって大きく変動するため、図面と現地調査に基づく見積りが必要です。

  • 建物の階数、形状、コンクリート量
  • 地下室、基礎杭、耐圧盤、擁壁の有無
  • 重機やダンプの搬入条件
  • 交通誘導員や道路使用手続きの必要性
  • 石綿含有建材や特殊な設備の有無
  • 隣接建物との距離と必要な養生方法
  • 廃材の種類、量、搬出距離
  • 残置物、樹木、外構、地中障害物の有無

見積りを比較するときは、建物本体だけでなく、基礎・杭・外構の撤去範囲、石綿調査、養生、廃材運搬処分、整地が含まれているかを確認しましょう。

よくある質問

RC造は隣の建物と近くても解体できますか?

施工できる場合はありますが、作業スペースや離隔距離に応じて、小型重機、切断工法、手作業などを組み合わせる必要があります。隣地への越境や足場設置の可否も事前確認が必要です。

基礎杭は必ず撤去しますか?

必ず一律に撤去するものではありません。土地の売却、建て替え計画、杭の位置・深さ、行政や設計者の判断などを踏まえ、撤去または残置の範囲を決めます。見積書と契約書に処理方法を明記することが重要です。

見積り前に用意する資料はありますか?

建築・構造図面、登記事項証明書、過去の改修記録、石綿調査報告書、境界資料などがあれば、現場条件を把握しやすくなります。資料がない場合でも、まずは現地調査をご相談ください。

埼玉・東京のRC造解体は株式会社達心へご相談ください

株式会社達心は、埼玉県入間郡三芳町を拠点に、埼玉県および東京23区を中心としてRC造建物の解体に対応しています。建物の構造だけでなく、接道、隣地、地下構造物、廃材搬出などを確認し、安全、近隣への配慮、適正施工を重視して工事を計画します。

マンション、ビル、倉庫、事業所などのRC造解体をご検討中の方は、図面の有無にかかわらずお問い合わせください。所在地は埼玉県入間郡三芳町大字上富643番地1、電話は049-257-0338(平日9:00〜17:00)です。

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