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埼玉・東京の鉄骨造倉庫・工場解体|倒壊を防ぐ解体順序と施工計画

2026/09/07

養生された日本の鉄骨造倉庫を解体用重機で安全に解体している工事現場

鉄骨造の倉庫や工場は、鉄骨を順番に切断すれば解体できるわけではありません。ブレース、梁、柱、屋根などが互いに建物の安定性を支えているため、解体途中の状態まで想定した施工計画が重要です。

特に増改築された建物、鉄骨が腐食した建物、大きな無柱空間を持つ建物では、図面と現況が異なる可能性もあります。埼玉県や東京23区で鉄骨造建物の解体を計画する際は、価格だけでなく、事前調査、解体順序、重機配置、仮設補強の考え方まで確認しましょう。この記事は2026年9月時点の公的情報をもとにまとめています。

鉄骨造解体で施工計画が重要な理由

鉄骨造は柱や梁だけでなく、筋交いとなるブレース、屋根を支える母屋、外壁下地などを含めて構成されています。安定性に関係する部材を計画と異なる順番で撤去すると、残った骨組みに想定外の力がかかるおそれがあります。

国土交通省のガイドラインでも、発注者による設計図書や増改築記録等の提供、施工者による現況確認、想定外の腐食や溶接不良が判明した場合の作業中断と施工計画の見直しが示されています。

そのため、鉄骨造解体では次の点を一体で検討する必要があります。

  • 各段階で建物を安定させる解体順序
  • 切断した鉄骨の落下や振れを防ぐ方法
  • 重機やクレーンを配置する位置
  • 作業員と第三者の立入禁止区域
  • 隣接建物、道路、電線などとの離隔
  • 必要に応じた仮設補強や部材の吊り支持

鉄骨造倉庫・工場の基本的な解体順序

建設リサイクル法に基づく分別解体では、対象工事について、原則として設備・内装、屋根、外装・上部構造、基礎の順に解体します。ただし、建物の構造や現場条件によって技術上難しい場合は、別の方法が検討されます。

  1. 建物と周辺条件の事前調査

    構造図、増築履歴、鉄骨の腐食、外壁の固定状態、基礎形状、埋設物、敷地への進入路を確認します。石綿含有建材の事前調査や電気・ガス・水道などの停止・撤去確認も、躯体解体前に必要です。

  2. 設備・内装材の撤去

    照明、空調、配管、天井材、間仕切りなどを取り外し、品目ごとに分別します。工場では機械設備、油類、薬品、地下タンクなどの残存状況も確認が必要です。

  3. 屋根材・外壁材の撤去

    折板屋根や外壁材は、踏み抜き、落下、強風による飛散に注意して撤去します。外壁が骨組みから独立して自立できない場合は、支持状態を確認しながら作業します。

  4. 鉄骨躯体の解体

    梁、柱、ブレースなどを施工計画に沿って解体します。部材を切断する前に重機やクレーンで保持し、安全な位置へ降ろす方法が必要になることもあります。敷地が狭い現場では、機械解体と手作業による切断を組み合わせる場合があります。

  5. 基礎・土間の撤去と整地

    上部構造の撤去後、コンクリート基礎、土間、必要に応じて杭などを撤去します。地中梁や杭、埋設配管の有無によって工期や費用は変動します。

発注前に確認したい3つのポイント

図面や増改築資料をできるだけ用意する

構造図、確認申請関係書類、改修記録、設備図があれば、見積りと施工計画の精度を高めやすくなります。資料がない場合でも調査は可能ですが、仕上げ材の内部や地中部分には着工後でなければ確認できない箇所があります。

重機の作業場所と搬出経路を確認する

解体用機械を使用する場合、地盤の強度や傾斜などを事前に調査し、機械の種類・能力、運行経路、作業方法などを定めた作業計画が必要です。大型倉庫でも、敷地境界との距離や接道条件によって使用できる重機は異なります。

見積りの工事範囲をそろえる

見積りを比較するときは、次の項目が含まれているか確認しましょう。

  • 養生、足場、仮設補強
  • 屋根・外壁・内装・設備の撤去
  • 鉄骨の切断、吊り下ろし、搬出
  • 基礎、土間、杭、地中埋設物の扱い
  • 石綿事前調査や分析、除去工事
  • 廃棄物の分別、収集運搬、処分
  • 整地の仕上げ範囲

鉄骨造解体の費用は、建物の大きさだけでなく、鉄骨の重量、階高、敷地条件、使用機械、仮設補強、地中構造物などで変動します。鉄くずの価値も市況や品質、運搬条件によって変わるため、一定額が必ず工事費から差し引かれるとは限りません。

埼玉県・東京23区で必要になる手続き

特定建設資材を使用した建築物について、解体部分の床面積が80平方メートル以上となる工事は、建設リサイクル法の対象となり、分別解体等と事前届出が必要です。提出先は工事場所や建物の規模によって異なります。

また、床面積にかかわらず、建築物の解体前には石綿含有建材の有無を調べる事前調査が必要です。届出や報告の要否は、建物と工事内容ごとに着工前に確認してください。

鉄骨造解体に関するFAQ

鉄骨造は重機で一気に倒して解体しますか?

原則として、周辺への倒壊や部材の飛散を防ぎ、建物の安定性を確認しながら段階的に解体します。敷地や構造に応じて切断、吊り下ろし、圧砕などの方法を組み合わせます。

建築時の図面がなくても見積りできますか?

現地調査による見積りは可能です。ただし、増築部分の接合方法、鉄骨の腐食、基礎や杭など確認できない条件がある場合は、追加調査や見積条件の明記が重要です。

工場内の機械や設備も撤去できますか?

設備の種類、大きさ、油や薬品の有無によって対応方法が異なります。建物解体に含める設備と、専門業者による事前撤去が必要な設備を現地調査で区分します。

鉄骨造建物の現地調査は株式会社達心へ

株式会社達心は、埼玉県入間郡三芳町を拠点に、埼玉県および東京23区を中心として鉄骨造、木造、RC造、内装の解体工事と産業廃棄物収集運搬に対応しています。

倉庫や工場、事務所などの鉄骨造解体では、建物の構造だけでなく、接道、隣接建物、重機の作業スペース、搬出経路まで確認することが大切です。安全、近隣への配慮、適正施工を重視し、現地条件に応じて工事範囲をご案内します。

所在地は埼玉県入間郡三芳町大字上富643番地1です。ご相談は049-257-0338(平日9:00〜17:00)までお問い合わせください。

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